2026/04/17 15:36


2026年4月1日。ワシントンデパートは、沖縄・国際通りのすぐそばの小さな場所で、静かにソフトオープンを迎えました。

華やかなスタートだったというよりは、むしろ、手探りの毎日でした。
準備がすべて完璧に整っていたわけではなく、営業時間もその日ごとに少しずつ調整しながら、まだまだ「お店をつくっている途中」に近い状態での始まりでした。

それでも、この2週間の間に本当にたくさんの方がワシントンデパートを見つけてくださり、足を運んでくださり、そして覚えてくださいました。まずはそのことに、心から感謝をお伝えしたいです。謝謝!


国際通りという、沖縄の中でもたくさんの人が行き交う場所の近くにありながら、ワシントンデパートが目指しているのは、いわゆる“沖縄らしい店”ではありません。

もちろん、この土地にお店を持てたことは大きな喜びですし、沖縄という場所そのものに魅力があることも、日々強く感じています。けれど、ワシントンデパートがつくりたかったのは、もう少し不思議な感覚を持つ異国感がある場所でした。


お店にたどり着いた瞬間、「あれ、ここ本当に沖縄だったっけ?」「え?台湾?」
と少しだけ感覚がずれるような空間。


どこか台湾の街角の雑貨屋のようで、

どこか東南アジアのローカルマーケットのようで、
そして少しだけ、海外のチャイナタウンに迷い込んだような、懐かしくて新しい空気。

見たことのないものが並んでいるのに、なぜか心が落ち着く。
派手だけど、妙に気になる。
かわいい、だけじゃなく、ちょっとクセがある。
整いすぎていないのに、なぜか惹かれてしまう。

そんな「異国感」を、この沖縄の街の中で感じてもらえる場所をつくりたいと思ってきました。


沖縄は、日本の中でも特別な空気を持つ場所だと思います。
文化が混ざり合い、観光の明るさとローカルの暮らしが隣り合い、どこか開かれていて、どこか自由。
だからこそ、この場所なら“沖縄だけど沖縄じゃないような感覚”も受け入れてもらえるのではないか。
むしろ、その違和感や面白さが、この街の魅力のひとつになるのではないか。
そんな思いが、ずっとありました。


実際にオープンしてみて感じたのは、お客様が本当にそれぞれ違う楽しみ方をしてくださっていることです。

「台湾が好きで気になって来ました」

「なんだか海外っぽくて入りたくなった」
「この商品、日本ではあまり見かけないですね」
「懐かしい感じがする」
「友達へのプレゼントを探しに来ました」
「インスタを見て来ました」

そんなひとつひとつの言葉が、本当に嬉しくて、今でも強く心に残っています。


お店を始める前は、頭の中に理想の景色がありました。
でも、それはあくまで自分の想像でしかありませんでした。
本当にこの世界観が届くのか。
本当に面白いと思ってもらえるのか。
本当にまた来たいと思っていただけるのか。
始まる前は、期待と同じくらい、不安もありました。


だからこそ、お客様がお店の中をゆっくり見てくださる姿や、商品を手に取って笑ってくださる瞬間、悩みながら選んでくださる時間、そして「また来ます」と言ってくださる一言のすべてが、想像以上に胸に響いています。


たった2週間。


まだ2週間。


でも、私たちにとっては、とても濃くて、大きな意味を持つ2週間でした。


毎日が新しい発見の連続で、反省もあれば、改善したいこともたくさんあります。
もっと分かりやすくできること。
もっと見やすく並べられること。
もっと楽しんでいただける方法。
まだまだ、できることはたくさんあると思っています。


それでも今は、完璧じゃない今のワシントンデパートを、そのまま受け取ってくださるお客様の存在に支えられています。


お店というのは、商品を並べれば完成するものではないのだと、この2週間で改めて感じました。

空間があって、ものがあって、そこに人が来てくださって、初めて“場所”になる。
そして、その場所に少しずつ空気が宿っていく。


ワシントンデパートも、まさに今、その途中にいます。


まだ生まれたばかりのお店です。
だからこそ、来てくださるお客様一人ひとりとの出会いが、このお店の雰囲気をつくり、記憶を重ね、未来を形づくってくれているのだと思います。


お客様がご来店くださるたびに、この場所は少しずつ育っていく。
その積み重ねが、きっと“ただの雑貨屋”ではない、特別な場所になっていくのだと信じています。


ワシントンデパートは、ただ商品を買うためだけの場所ではなく、来るたびに少し気分が変わる場所でありたいと思っています。
旅先で偶然見つけた小さなお店のような、思いがけない高揚感。
知らない街に来たようなわくわく。
そして、なぜかまた戻ってきたくなる安心感。


沖縄にいながら、少しだけ遠くへ行った気分になれる。
忙しい日常の中で、ほんの少し呼吸が変わる。
そんな場所になれたら、とても嬉しいです。


この約2週間で、すでに何度か足を運んでくださっている方もいらっしゃいます。
初めてなのにたくさんお話ししてくださった方。
SNSで応援してくださる方。
遠くから気にかけてくださる方。
通りがかりで見つけてくださった方。
すべての出会いに、心から感謝しています。


本当にありがとうございます。


そしてこれからも、ワシントンデパートは少しずつ進化していきます。
台湾や東南アジアの魅力が感じられる商品をもっと増やしていきたいですし、来るたびに新しい発見があるお店にしていきたいと思っています。
かわいいだけじゃない。
珍しいだけじゃない。
その土地の空気や温度、暮らしの気配まで、少しでも感じられるようなものを届けていきたいです。


この場所に来たときに、
「なんだか好きだな」
「また来たいな」
「誰かに教えたくなるな」
そんなふうに思っていただけることが、私たちにとって何よりの喜びです。


オープンして約2週間。
まだ始まったばかりです。
でも、この2週間で出会えたたくさんの笑顔や言葉は、これから先のワシントンデパートを支えてくれる大切な宝物になりました。


このお店を見つけてくださったこと。
気にかけてくださったこと。
足を運んでくださったこと。
そして、この場所を少しでも面白いと思ってくださったこと。


そのひとつひとつに、心から感謝しています。


沖縄の街の中で、少しだけ異国。
でも、どこか懐かしくて、あたたかい。
そんな不思議な場所として、これからもワシントンデパートらしい空気を育てていきます。


今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


ワシントンデパート